元SMAP中居正広の女性トラブル問題は、まだまだ収束する気配がない。発端は、12月19日の「女性セブン」の記事だった。
「中居さんが一緒に食事をした女性とトラブルになり、“解決金”として、9000万円を支払っていたという内容です。続いて『週刊文春』もこのトラブルについて報じ、被害を受けた女性は、中居さんから“同意のない性行為”を受けたと報じています。さらにトラブルが発生した経緯についてもより踏み込んだ内容になっています。フジテレビ幹部局員のA氏が食事会をセッティングしており、A氏を含めて複数人の会食が予定されていたものの急きょA氏だけ欠席し、中居さんと被害女性の2人だけで会食することになったと伝えました」
事実であるとすれば会社組織としての責任も問われかねない内容に、フジテレビは猛反発。2024年12月27日には公式サイトに「一部週刊誌等における弊社社員に関する報道について」というタイトルの声明を掲載した。
同声明によると「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定も含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません。発行元に対してもその旨伝えておりました。その他、プライバシーに関することは控えさせていただきます」とあり、全面否定した形だ。
「『週刊文春』は、フジテレビ局員がまるで女性を中居さんに“上納”したかのような書きぶりでした。これが事実であるとすれば、局の存立にかかわる問題になります。慌てて否定するのは当然のことでしょうね。女性をアテンドすることで大物芸能人に取り入り、多彩な人脈を築く。ガーシーこと東谷義和氏の影響で、こうした“アテンダー”という存在が世に知られましたが、まさか現役局員が似たようなことをしているとは聞いたことがありません……」(芸能ジャーナリスト)
だが、「中居さんの件はさもありなんという印象です。私も局員に“接待要員”扱いされていました」と本誌に告白する女性がいる。元グラビアアイドルで、現役女優のSさんだ。
「今は舞台を中心に活動しているのでそういう機会は減りましたが、グラドルを対象にしたオーディションに受かり、そこそこ名前が売れた頃から“お誘い”が増えました」
具体的には、ドラマのロケ現場でテレビ局員から連絡先を渡されるというのだ。
「もちろん、無視するわけにはいかないので連絡をします。すると、主演クラスの俳優さんがいるような飲み会に誘われるようになるんです。『顔を売っておけば今後のキャスティングに有利になるから』という誘い文句です。たいてい、ドラマや映画の“決起集会”という名目の飲み会ですね。
テレビの制作現場にいるスタッフは大きく、テレビ局の社員と制作会社の社員に分かれます。もちろん、力関係として圧倒的に上なのはテレビ局の社員です。そして平然と連絡先を渡してくるのもテレビ局の社員の場合が多いです」(Sさん)
飲み会の場所は高級カラオケ店が多いという。
「六本木によくある料理も充実した高級店です。一次会では俳優さんを囲むように座ってワイワイと話すだけです。そして終わり間際に、局員からLINEに『〇〇さん(俳優名)が気に入ったようだから、この後も付き合える?』と確認のメッセージが届くことが多いのです。要は、ホテルに行ってセックスができるかどうかの打診ですね。まさに“アテンダー”ですよ」(同前)
業界内で“常態化”している気配も感じたという。
「『ほかに芸能活動の相談をしている人はいるの?』と確認されるんですよ。要するに別の“局員アテンダー”とバッティングしていないか気にしているんでしょう。ある性加害事件で有名になった映画監督に襲われたこともあります。その時はあまりに強引だったので走ってその場から逃げ出しました。
いずれにせよテレビ業界の一部には、大物に若い女のコをあてがう“上納システム”があるのは間違いありません。いろいろと“わかった”女のコが枕営業をすることもあるでしょうが、断りづらい状況下で不本意な形で巻き込まれてしまう女のコもたくさんいるはずです」(Sさん)
希望をもって芸能界に入った若い女性が食いものにされていいはずはない。