共同記者会見する(左から)日産自動車の内田誠社長、ホンダの三部敏宏社長、三菱自動車の加藤隆雄社長=東京都中央区で2024年12月23日午後5時2分、玉城達郎撮影
日産自動車の内田誠社長は23日、ホンダとの経営統合協議の開始にあたり「どちらが上、どちらが下ではなく、ともに未来をひらく仲間として、互いの立場や違いを尊重し、透明性を持って議論を重ね、信頼関係を構築することで、5年後、10年後に今回の決断は正しかったと両社の従業員をはじめとする多くのステークホルダーの皆様に言っていただくことが一番の願い」と述べた。
2024年12月23日、日産自動車の内田誠社長、ホンダの三部敏宏社長、三菱自動車の加藤隆雄社長が共同記者会見を行った。
日産社長は「どちらが上、下でなく信頼関係構築」と述べ、ホンダとの経営統合について言及した。
コメントとして、日産側が実質ホンダの傘下に加わる事実は否定できないとの意見があった。人事の問題が懸念され、ホンダの影響を受けて日産の職場環境や労働組合が変わるまでには時間がかかるだろう。
また、統合の経緯や形について「悪い事では無いが、最悪な形になりそう」との意見も寄せられた。日産は人事刷新を行わずに進めようとしていることが問題視された。
他にも、日産の経営陣が会社を傾けているため、合併に際しては人員整理が必要だとの意見や、日産役員の全リストラを行うべきとの指摘もあった。
最後に、日産の経営陣が過去の成功を見習い、社員のために努力を続けることが求められているとの意見が強調された。